第8章 二年後
「わりいけど、俺嫁も子供もいるから遠慮するぜ」
断ろうと話していると思ったら櫻とフードの男が寄り添いながら遠くなっているのを見てしまった
「で、でもお嫁さんにはご飯食べに行くだけっていえば。」
「いかねえっつってんだろしつけえ」
「あ、ごめんなさい」
イライラした俺は思わず強く当たってしまった
「少し早めに出るか」
花を買いに予約してた店に行き萩の墓場に向かう
櫻とあのフードの男が気に食わねえ
俺が櫻にあげたスーツを櫻が来ていたから見間違いなはずがねえ。あの少しピンクがかった茶髪ぜってえ櫻。
俺があげたスーツで白昼堂々浮気かよ。