第8章 二年後
翌朝
「先に行くぜ、気を付けて来いよ」
『うん。行ってらっしゃい』
「陣弥、行ってくるな」
「ぱっぱ~いってらさい~」
この笑顔見ると仕事すっぽかして陣弥とずっといてえのに
『ぱぱ~早くいかないと上司に怒られるよ~』
こいつ....
ニコってした櫻の顔に早くいけと書いてあった
出勤してもパソコンで書類作るだけ、手書きで日報書くだけ。
しかしそつなく仕事をこなす俺はそこそこすぐに仕事は終わり、タバコを吸いに行った。
「松田さん....」
「あ?」
陣弥と櫻の写真を見てたらしらねえおんなに声をかけられた
「あの、今度一緒にご飯食べに行きませんか??あ、二人じゃなくて何人か爆処の人とか、捜一の人も来るの」
どうでもいい話を聞かされてるときふと外を見たら櫻がフードをかぶった男と親しげに話しているのを見かけた