第7章 お墓参り
さくらに言われた場所についてさくらと陣弥を下ろそうとした時、
『駐車場、近くにないからここ停めて』
"古都峯”と表札に書かれためちゃくちゃでかい家。
「ここ…さくらんちか?」
『うん。生前の両親と過ごした家』
俺ん家と比べ物にならないほどばかでけぇ家。
「はっ俺はヤベェお嬢様と結婚したもんだな」
って呟いた俺はハッとした。
やべえこといっちまった…
『気にしなくていいよ。両親も財閥の子供たちだったらしいし。』
「らしい?」
『そう。けど両親とも継ぐ気がなくて鈴木財閥に吸収してもらったの。』
「色々あるもんだな。」
『とりあえず隣の家行こうか』
隣もまたその隣もバカデケェ家。ここの3棟だけ規模が違いすぎて笑えてくるぜ
櫻がインターホンを鳴らした