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愛する人よ

第6章 過去に囚われるな


いつまでも過去に囚われてたって前を向けない。

過去のことを考えると自分の中のストッパーが壊れ、自分自身整理がつかない。止められない。だから私は



























あなたの異動願いを受理できないの。



公安部の中でも陣平は少々危険人物として情報が回ってくる。その危険人物の一部の異動願いは公安を経由しててたまたま割り振られた中に

[松田陣平]

がいた。
何かの間違いだと思った。警察学校出てからすぐに籍を入れたし、自分の夫の届出をなぜ私がやらないといけないのかと。上司に聞けば


「お前が1番こいつを見ているだろ。まだ危険な行動をするかもしれないなどわかるのは松田。お前だ。だから[松田陣平]の届出の処理を任せた。」



確かにわかるけれども。届出が受理されなかった時いつもいつも苦虫を潰したような顔をして、ストレスマックスな態度で帰ってくる。それをみるのが私は1番辛い。


届出の決定権を私が持ってるなんて言ったら絶対に怒ると思った。他言するのも禁止されてる。
だから言えないの。








ごめんなさい。自分の意思で特別班に行きたいって願ってることは知ってる。けど、犯人を捕まえたらあなたはどうするの?また爆処に戻るの?捜査一課ならいいのかな。やっぱり特別班じゃないとだめ?








そう考えると異動届の許可はできなかった。

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