第4章 出産
すぐに犯人は班長に逮捕された。
「さくら!!」
陣痛で痛みに耐えながら投げた私は余計に痛くなった。
「松田、後のことは任せて櫻を病院に連れてけ!!」
「ヒロ…」
「ふん。そうはさせるかよ。このマンションにすでに2つ爆弾を仕掛けてんだ。場所は2階と10階の赤い扉の中にな!!!もう爆発するまで10分しかない。」
「「なに!!??」」
「くそ、この中で爆弾解体できんのゼロと松田だけじゃねぇか。」
「さくら…。今からヒロに病院に連れて行ってもらえ。俺はゼロと爆弾を解体してから向かうからよ。」
『いや…陣平きて…』
「みんなの命を救うことができるのはおれらしかいねぇんだ。いまから爆処呼んでも間に合わねぇ。頼む。いうこと聞いてくれ。ヒロ、任せたぜ。ゼロ!行くぞ!お前は二階いけ、俺は十階に行く!!」
「班長、班長はここの人たちの避難を頼む、ヒロ、さくらを頼んだぞ!!!!」
「おう。任せろ。さくらいくぞ」
お姫様抱っこされて荷物も持ってもらってすぐに私はヒロと病院に向かった。
『、、死なないで、。生きて帰ってきて。』
激しい痛みに耐えながら病院につき、まだ子宮口があまり開いてないと言われて一旦帰るように言われたが事情を説明してもらってそのまま入院になった。