第4章 出産
みんなにとりあえず連絡したら班長と零は既にその犯人を追ってきてて、陣平とヒロは先回りでこっちに向かってきてた。
ドンッッッッッ!!!
!!!
やばい、入ってくる…
「お前がこの前俺を投げたせいでしばらく腕が動かせなくてよ。爆弾作れなかったじゃねーか。どうしてくれんだ?」
やばい…殺される…
『あら、あなたが人を殺めたのが先じゃなくて?私ら警察にお世話になるようなことをしたから私はあなたを投げたのよ。』
「「さくら!!!!」」
「ちっもうきたのか。動くな!!この女がどうなってもいいのか!!!」
「櫻!!」
『陣平…』
「さくらを人質にしてやがる…てめぇ、殺してやる!!さくらに汚ねぇ手で触るなぁ!!!」
陣平が銃を構え出して犯人の気が一瞬怯んだことを見逃さなかった私は重たい体を持ち上げて痛みに耐えながら犯人をまた投げた。