• テキストサイズ

愛する人よ

第4章 出産


予定日は7月末。
この真夏に出産するのはキツくて。でも一日中家にいるし、陣平はすぐに帰ってきてくれるし、暇だと思う時間すらなかった。なんなら産休とは言っても仕事しないのはどうも嫌でリモートでもできる仕事はさせてもらえた。











プルルルルプルルルル

『もしもし?陣平?どうしたの?』

「さくら!今すぐ警視庁に来い!もしくは近くのコンビニに逃げろ!!」

え?どうしたの

『え、どうして、?』

この時すでに陣痛みたいな痛みがお腹にあった。

「この前の犯人が家を知ってたみたいでFAXが届いたんだ!!今からマツダサクラの家に行き殺害するってな!!」


『うそ、…。陣平、どうしよう…、いま、、お腹痛くて、、多分陣痛…』

痛い…動けない…いや、動かないと…。













ドンドン!!!ドンドンドンドン!!



「ちっ。くそ…!!!!さくら、鍵は閉めてるな!?」



『う、うん。陣平…早く来て…』



「あと2、3分で着くから待ってろ!!!」








陣痛がなければ撃退できたかもしれないけど流石に動けなくて、ドンドンなるドアが怖くて、毛布で耳を塞いだ
/ 84ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp