第3章 幸せはいつまでも続かない
卒業後、私と陣平はすぐに籍を入れ、私は古都峯櫻から松田櫻になった。
そして一緒に暮らし、これから迎える子供の準備をしていた時、
「櫻!松田!」
『「班長!」』
班長が家に来てくれた。
「まさかお前らが俺より先に結婚するとはよ〜。ほれ、入籍祝いだ」
これ…私がかわいいなあって思ってた靴下だった。
「班長、これ靴下?ガキ用?」
ガキ用?って…相変わらず子供に対してガキとか言ってやんの笑
『ガキって言わないのー!』
「さくらが前可愛いって言ってたろ。松田が買おうとしてたけどなかなか買わないから俺からプレゼントってことよ」
陣平が…?
「班長!それ内緒だって言っただろ!!!なんでいうんだ!!」
「まあいいじゃねーか!引っ越しの手伝いしにきたんだしよ」
こうして休みの日にはみんなが来てくれた。
準備は少しずつ進み、早く生まれてこないかななんて楽しみにしてた