第3章 Fr.2
千秋「何してるんだよ、橘くん?」
真琴「俺のハルに触らないでよ....。離れて!」
とカッターナイフを俺に向けられた。
千秋「落ち着けよ!橘くん!」
真琴「嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。」
遙「真琴!また罪を犯す気か?もうやめろ!」
真琴「ハルの嘘つき....。ずっと俺のこと愛してるって大好きだって言ってくれてたのに....生まれ変わったら俺のこと捨てるの?藤澤くんを愛するの?許さない....。」
千秋「.........。」
俺は死ぬ覚悟で七瀬くんをぎゅっと抱きしめた。
遙「何してるんだ....。早く逃げろ。殺されるぞ!」
千秋「良いんだ。橘くんが恨んでるのは俺だ....。」
真琴「さようなら....。藤澤くん?」
と橘くんの声がしたと思ったら背中にナイフを突きつけられた。
激痛が走る。意識が遠退く瞬間、七瀬くんが俺を呼ぶ声が聞こえた気がした....。だから最期の力を振り絞って言った。
千秋「.....大好き…..だよ....。」て....。