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【原作沿い夢小説】私とー日常編ー【復活/雲雀恭弥】

第10章 第8話 私と入ファミリー試験


「こいつぁなめてっと合格できねーな」
「リボーン !! 試験なんてやめようぜ !! 」

 必死に説得をする綱ちゃんに対して、リボーンは本当に楽しそうな表情でマシンガンを取り出して撃ってくる。
 銃弾と共に再びミサイルも飛んできて、本当に命がけ状態だ。てか、学校でこんな騒ぎしていて雲雀の耳にでも入ったらどうしようかと思ったら、それに対して悪寒が走った。

「十代目 !! 」

 隼ちゃんのジェスチャーに全く理解が出来ていない綱ちゃんは顔をしかめていた。まあ見た感じ『避けろ』、みたいな事を言っている感じはするけど……。


 伝わっていなさそうなので、全く意味が無いのだけれど。


 と思っていたら、次の瞬間ダイナマイト・ミサイル・銃弾とまとめて飛んできた。
 ミサイルと銃弾はリボーンがやっているのだけれど、ダイナマイトは何処から飛んでいているのかと思えば、どうやら隼ちゃんが投げていた。いや、何でダイナマイト持ってるんだ?
 で、流石にこの状態にはたけちゃんも焦ったらしい。

「音羽俺に飛び乗れっ !! 」

 その声と同時に慌ててたけちゃんの背中に飛び乗った。たけちゃんの方は綱ちゃんの事を急いでひっぱり、なんとか全員無事に済んだようだ。
 土煙凄いし、絶対にこれ風紀委員来るぞ……。雲雀の耳に入る前にこの場から消え去りたい。


「試験合格だ。お前も正式にファミリーだぞ」


 惨状など関係無いのかしれっとした表情でたけちゃにそう言ってから、たけちゃんの背中にいる私を見て付け足す様にリボーンに言われた。

「音羽はギリギリ合格な」
「え――何で――」

 たけちゃんの背中から飛び降りて風紀委員の姿が見えないか辺りを見回しつつ尋ねると、当たり前の様に言い返された。

「試験中にお前二回山本に庇われてたからな。其処がマイナス部分だ」
「うえ――厳しいな――」

 まぁ確かに減点対象になって当然だと思った。たけちゃんに庇われるのが当たり前だと思っていたのが良くなかったみたいだ。
 でも慰めなのかどうか分からないが、言い加えられた。

「まあでも、オメー期待はしてるからな」
「うん」

 そう言う会話をリボーンとしていたら、たけちゃんと隼ちゃんが意気投合していた。どの辺りで気が合ったのかと会話の内容に耳を傾けると、どっちが綱ちゃんの右腕になるかどうか、の話をしている様だ。
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