• テキストサイズ

【原作沿い夢小説】私とー日常編ー【復活/雲雀恭弥】

第10章 第8話 私と入ファミリー試験


「音羽放課後プールに来てくれ」
「なんで?」

 授業サボりをし過ぎてしまった為に、裏庭掃除中をする事になり、一人箒を走らせていたら突然現れたリボーンが誘ってきた。何でプール何だろうと思っていると、リボーンは言ってきた。


「前言っただろう。お前をファミリーに入れるって。今日山本と一緒に入ファミリー試験やるからこい」


 ほぼ否定権の無さそうなリボーンの言い方に溜息をついた。入ファミリー試験があるなんて『ごっこ』にしては本格的だなぁ……と。
 正直雲雀の事で疲れていたし、今日は帰ろうかと思っていた。まぁ、でもたけちゃんがいるなら良いか。

「うん、良いよ」



私と
第8話 私と入ファミリー試験



「リボーン何やってるんだよ !! 」

 放課後プールに姿を現した私の事を見て、綱ちゃんは非常に怒っている様だった。怒っている理由は私とたけちゃんの入ファミリー試験の事らしい。

「山本も音羽も友達だって言ってるだろう!お前の変な世界に巻き込むなって何回も言ってるだろう !! 」

 ちゃっかり水着を着てプールでぷかぷかと浮かんでいるリボーンは、ちらっと私の事を見てから言った。

「今極寺に山本呼びに行かせたぞ」
「なっ !! 」

 綱ちゃんはその言葉を聞くなり、顔を青褪めて大慌ての様子で走り出した。

「『あの』極寺くんだぞ !! 」
「ほれ、音羽も行くぞ」

 プールから素早く飛び出し、綱ちゃんの腰にロープを巻き付けたリボーンに言われる。まぁする事も無いし、たけちゃんの所に行った方が早いだろうと判断し、私も後を追って走った。





「たけちゃ――ん」

 何処にいる、とは言っていなかったのだけれど、綱ちゃんは感が優れているのかもしれない。綱ちゃんが走って行った先に本当にたけちゃんと隼ちゃんがいたのだ。
 二人の姿も確認したのでぶんぶんと手を振ると、隼ちゃんに睨まれていたたけちゃんは、笑顔で手を振り替えしてくれた。
 一方の隼ちゃんはと言うと、私の姿を見るや気に入らないと言わんばかりの表情になった。

「んでオメーまでいるんだよ」
「何でってねぇ……、呼ばれたから着いて来ただけ」

 そう言ってからたけちゃんの元へ行くと、綱ちゃんとロープで繋がっているリボーンに気が付いたらしく尋ねてきた。

「なにそいつ。ツナの弟?」
「ちゃおっス」
/ 33ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp