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訳アリ主と恋スル執事たち【あくねこ短編集】

第18章 月嗤歌 ED Side A【☔️ ⇄ 主 *♟(激裏)】


「ああああぁっ……!」



「ック……ヴァリス様………!」

彼女が昇りつめた刹那、すばやく彼自身を抜き去り、どぷどぷと滑らかな腹に熱い液体を迸らせる。



どろりとした白濁が白い肌を伝っていく。この上なく淫靡な光景だった。




「おやすみなさいませ、ヴァリス様。

今宵限り、貴女を抱きしめたまま眠りましょう」

包み込む温もりに、とろとろと眠りに落ちていく。



身を寄せ合う二つの影を見守るように煌めく眉月。

その手を取ったあの日と同じ輝きが、されどより美しく感じられた。
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