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虎は姫に過保護なり

第2章 ハート海賊団


言い終わるとそのまま部屋を出て行ってしまった

「流石キャプテン、格好いい♪」
「まぁ船長命令だと思って安静にしてるっスよ」

二人にそう言われて頷くしかなかった

「…あのね、キャプテンああ言ってるけど本当はあやめの事心配してるんだよ。だから無理せず今は治療に専念しよう、ね?」

ベポが小さい声で教えてくれた


「…わかった、彼の言う通りにするわ。早く治さないとね」

そう言って小さく笑った


















「なぁなぁ、なんか船に女の子いるってだけで、なんかこう、華やか?癒し?つーの?俺、テンション上がるわー♡」

「しかも、超可愛いし!…このまま船にいてくれないっスかね?」

「それだとまぢ最高なんだけどなっ!」



「てめぇら…いつまで油売ってんだ、さっさと仕事に戻れ」
「「アイアイサ!!!」」

鋭い目付きで睨まれた二人は脱兎の如く持ち場に戻っていった



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