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炎のように【鬼滅の刃/煉獄杏寿郎】

第1章 一目惚れ


1週間ほどして、煉獄邸。
「本日からお世話になります。」
緋色が杏寿郎の前で深々と頭を下げている。
「こちらこそよろしく頼む。ここは俺の父と弟が一緒に住んでいる。仲良くしてもらえるとありがたい。」
杏寿郎の隣りに座っていた同じ髪色の彼が弟だろう。緋色に向かってペコッ、とお辞儀をした。
「そして二人に大事な話しがある。」
杏寿郎がそんなことを言い出し、二人は杏寿郎を見つめる。
「緋色っ。」
「、、はいっ。」
突然名前を呼ばれ、緋色は驚きながら返事をする。
「好きだ。」
「、、、はい?」
「兄上、何を、、、」
「もちろん見込みがあるから継子にした。しかしそれ以上に他のところにやりたくなかった。好きだ、緋色。いわゆる一目惚れだ。」
杏寿郎の言葉に、緋色も弟の千寿郎もぽかん、とした顔をしている。
「無理強いするつもりはない。だが、今日から全力で口説きにいく。そのつもりで頼む。」


こうして緋色と杏寿郎の生活が始まったのです。
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