第14章 夏 【幸村】
その日は朝から起きてお風呂に入ったりパックをしたりお化粧したりと女の子は色々やる事があって大変…
でも幸村君と浴衣で並んで歩くんだからちょっとでも可愛くなりたいもん。
「大丈夫かな…ねぇお母さん!私可愛い??」
「?大丈夫(笑)可愛いわよ!彼氏にもきっと褒めて貰えるよ(笑)」
「うーーん。でもぉぉ」
ピーンポーン
「ほらほら、迎えに来てくれたんじゃない?」
「えぇ!どうしよぉぉ」
『〇〇?』
「あ、幸村君お待たせ…?」
『いや、待ってないよ』
そう言って優しく微笑んでる幸村君。
浴衣姿もすごく素敵…。
色気もあるしもう私なんて並んで歩いていいのって感じしかないよ。
『じゃあ、行こうか』
幸村君に手を引かれ家を出た。