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テニプリ短編集【幸村精市】

第8章 貴方の腕の中で【幸村】


『わかってるかもだけど、俺も男なんだ。今日、久々に会ってすぐそんな事するつもりはなかったんだけど、そんな顔されちゃ我慢できないよ?』


「…うん。いいの。」

『…うーん。もうちょっとだけ2人っきりで一緒にいようか?』

「うん!」



そういう流れでホテルに行きました。
そして最初のシーンに戻る。なんですけど



部屋に着くなり荷物と上着を乱暴に脱いだかと思うと、ギュッと抱きしめてきて

『俺とこんな所来て良かったの?』

「いいよ…?」


距離が近い…。まだシャワーも浴びてなくて仕事でちょっと汗ばんだのが気になるし


「さ、先にささっとシャワー入ってくるよ!」

そう言って先輩の腕からヒラリと逃げた。



「あ、先に入りたい?私の後で良い?」


『一緒に入る。』

「うん。それはお断り。」

どっち?の返事が貰えなくてそのままお風呂に逃げようとしたんだけど、



『ねぇ。キスしてくれないの…?』

そう言って部屋の壁に追い詰められて人生初めてのマジの壁ドンをされた。






「いや、だって恥ずかしいし…。」



『俺もだよ。』



ちゅっ…ちゅ……、、、、、、


俺もなんて絶対思ってないぐらいの激しいキスをされた。


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