第7章 義理じゃなくて【幸村】
そのまま床に押し倒した。
「ほんと待ってよ。傷ついてるとこ襲うの?」
『傷付いてるなら今だけでも忘られる方が楽になるんじゃないかな。』
「……。幸村って意地悪だね」
『そうだね。意気地無しで意地悪で嫌なやつさ。でも〇の事だけは誰よりも幸せできる自信はあるし俺なら絶対泣かさない。だから…』
そのまま〇の唇を塞いだ。
とくに抵抗もされない。
深く深くキスを繰り返して息が苦しくなってきた頃に離れた。
「今だけでもいいから…忘れさせて欲しい…」
〇の目に涙が溜まってるのはどういう意味なのか…
『わかった。』
俺はそう返事をして
ベッドに〇と移動してゆっくり服を脱がして
上から順番にキスしていった。
首に跡を残したい所だけど今日はやめとこう。
全身もう触ってない所はないんじゃないぐらいキスをした。
たまに漏れる〇の声が可愛い。
胸を触るとビクッとする所も全部愛おしい。
背中も弱いらしく上から下にツーッと指を這わすだけで、下の方はびしょ濡れみたい。
下を触って〇の好きそうな所をゆっくり探す。
指を奥の方に入れた時
「あっっ!」と一際声が上擦って
『ここが好き?』
「そんな事聞かないで…」
『そう…』
多分ここだろうという所をひたすら刺激していく。
〇の声も表情もどんどん艶めいていく。
「んーー幸村……私もう。。」
『そのままイッていいよ?』
激しく動かしてると
「いや。ち、違う…。一緒に…幸村も…」
あぁ。なるほど。でも〇からそんな事言ってもらえてもらえると思ってなくて少しびっくりした。
いつ誰かに大事な時に使いな。って貰ってたゴムをしっかり付けて
『いれるよ』
黙って〇は頷く。