第6章 幼馴染み【幸村】
「精市くん!」
『ん?な……!』
ちゅっ
「意地悪したから仕返し!彼女いないならこんな事されないでしょ?」
昔はよくお互いやってたしと思ってやったけど思ってたより恥ずかしい…!!顔赤くなってないかな?赤くなってたら意識してるみたいで余計恥ずかしいよね…。
『どこでそんなの覚えてきたの?学校が違うと恐ろしいね。』
全く動揺してなさそうな精市くん
「ちょっとぐらいドキドキしてくれると思ったのに。テニス部でそんな話ししたりしないの?」
『そんな話って?』
あ、意地悪な笑い方だ。
「そのー。キスしたいとか…さ。女の子はよくしてるよ?」
『そうだねぇ。しない事もないかな。〇はそんな事した事あるの?』
「え、ないよ。ほっぺにキスしたのも精市くんぐらいだし。」
『そっかぁ。俺だけね』