第6章 幼馴染み【幸村】
次の日
精市くんが家に来てお母さんもお父さんも大喜びで食卓でみんなで盛り上がった。
精市くんは2人にずっと質問攻めされて大変そうだったけど。
ご飯も美味しいってたくさん食べてくれてお母さんと一緒に喜んだ。
「精市くんは彼女作らないのか?」
お父さんが聞いた。
『よく聞かれるんですが今はテニスに集中したくて…』
「あらぁ。もったいないわ。そんなイケメンなのに…。うちの〇を貰ってくれたら1番助かるのにね、お父さん?」
「えっ!お、おうおう。でも精市くんにも選ぶ権利があるからな…。そんな無理して〇なんかと…」
精市くんはずっとニコニコ肯定も否定もせずわらってた。
「もうやめてやめて!変な事言ったら精市くん困っちゃうじゃない。私の部屋でゆっくりしゃべろ!じゃあね!」
両親のむちゃくちゃな話しを無理矢理にでも終わらせたくて精市くんを引っ張って部屋に連れていった。
『〇の部屋久しぶりだね』
「そうだね、いつが最後だろ?もう覚えてないね」
そうだねー。なんて言いながら横に座った精市くんがやけに大きく感じた。
「精市くん背伸びた?」
『そりゃ伸び盛りだからね。今で176cmとかだったかな?』
「うわぁ。私とあんまり変わらなかったのに…」
そういえば身長もだけど手も大きいし精市くんも普通に男の子なんだなぁ。
「やっぱりモテるでしょ?」
『うーんまぁそれなりに?』
「だよねーー!」
『〇はどうなの?』
「モテるように見える?」
『ん?フフッどうかな?』
「また意地悪言ってるよ。悲しいー」
冗談を言えるこんな関係が心地よい。
それ以上は…