第5章 まーくんの願い事
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「イヤだって言ったって仕方ないよさとし。
近所の公園ならまだしも、遠くに行くんだから迷子になったら困るでしょ?」
だってだって
もしも首輪して人間ににゃったら、首が締まって死んでまうのにゃ!!
「にゃんにゃんにゃーっ!!」
さとにゃんが暴れてたら、まーくんが
「あ、そうか」
って言ったにゃ
「もし夜まで帰れなかったら人間になっちゃうんだな…う〜ん…さとしの服、持って行こうか?」
「…帽子も必要なんじゃないのか?猫耳が見えたらまずいだろ?」
「そうだね…じゃあ、それも持って行こう…う〜ん、首輪はどうしようかな?」
「…俺がしっかり見てるから大丈夫だよ…絶対離さないから」
Σんにゃっ!!
ぜぜぜ…絶対離さにゃい?!
てことは、てことは…じゅんくんにガッツリ抱っこ……
—カクッ
「…本当に俺が連れて行って大丈夫なのか?」
…じゅんくん
しょれは、さとにゃんにも解んにゃいのにゃ////
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