• テキストサイズ

癒し猫さとにゃん♪

第1章 ぼく、さとにゃん♪


.



「おぉー、リアル猫耳萌え(笑)」

「どうにゃ?さとにゃん、可愛いにゃ?」

「もう、可愛いなんてもんじゃないですよ」


えぇ?!


可愛いもんじゃないってコトは可愛くにゃいってコトにゃ?!


「可愛くないのにゃ…さとにゃんは、可愛くにゃいのにゃ…」

「なにしょぼくれてるんです?むちゃくちゃ可愛いって意味ですよ?」


にゃあんだ!そうにゃのかぁ!


「やったにゃ!これで今日もしょーくんに“さとしくん、かわいい”って言って貰えるにゃん♪」

「…なんで、翔兄ちゃんの名前が出るんです?」


ん?なんにゃ?かずくんの様子が…


「そんなに浮かれてる場合なんですかね?さとし…」

「…にゃ?」


なんにゃ?ぼくの野生の勘が、逃げろって言ってるのにゃ…


「男が恋人に服を贈るのは、それを脱がせたいからなんですってよ?」

「…にゃ…」


にゃに言ってるのにゃ?ぼくは恋人じゃないにゃ!


それに、まだ脱ぎたくないにゃ!しょーくんに見て貰うのにゃ!


「ふふふ…さとし…今日と言う今日は…」

「にゃ、にゃ、にゃんにゃ?!」

「ほら、こっちにおいで♡」

「い、い、イヤにゃ!」

「おいでっ!!」

ドンドンドン
「こら、和也!何やってんだ?!」


あ、しょーくんにゃぁ〜♪


「しょーくん、出してにゃ!ぼく可愛いお洋服をかずくんに着せて貰ったのにゃ!しょーくんに見せたいのにゃ!!」

「可愛いお洋服?…こら、和也!鍵を開けなさい!」

「…ちぇ」


かずくんが渋々鍵を開けた


「まったく、鍵なんか閉めて何を…」

「しょーくん、見てにゃ!フリフリにゃっ!!」

「ささささとしくんっ!!かかかかわいいっ!!!////」

「きゃー?!しょーくんのお鼻から赤い水が出て来たにゃーっ!!」

「…こんくらいで鼻血出すなよ…イイ年して」





ぼくは、今日初めて“鼻血”をみたにゃ!


またひとつ、お利口になったのにゃん♪



.
/ 227ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp