第1章 ぼく、さとにゃん♪
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かずくんは、部屋に入るとオモムロに鍵を掛けた
…なんで、鍵かけるのにゃ…なんか、激しくイヤにゃ予感がするにゃ…
「えっと、今日の日没はっと…」
かずくんはパソコンを開くと、にゃにか調べ出したにゃ
「お?もうすぐだな…よし」
かずくんは手に持っていた大きな紙袋の中身を出した
なんか、ふりふりの可愛いお洋服にゃ
かずくん、こうゆう服、着るのにゃ?これ、女の子の服にゃ
「どうです?可愛いでしょう♪きっと似合いますよぉ〜、さとしのメイドさん♪」
…それ、ぼくが着るのにゃ?
まあ、しょーくんが眼のやり場に困るっていって、人間ににゃった時は、お洋服着なさいっていってたから…
しかも、四兄弟の中で一番かずくんが小さいから、ぼくは何時もかずくんのお洋服借りてるのにゃ
…て、言ってたら…
体がムズムズするにゃ…これは、来るにゃ!!
「んにゃぁ〜〜ん!!」
「おぉ?やっとお楽しみの時間ですね♪」
BOMッ!!
「ぷはぁ〜!さとにゃん、人間にゃ♪」
「う〜ん、今日も可愛いね、さとし♪」
「にゃっ!かずくん、いちいち変にゃトコ触んにゃいでにゃ!」
「イイじゃぁ〜ん、誰も見てないし♪」
「良くないのにゃ!早く服着せてにゃ!!」
「へいへい」
かずくんはさっきのフリフリのお洋服を差し出した
「じゃ、今日はコレ着てね♪」
「はぁ〜い、にゃ♪」
ぼくはフリフリに着替えた
「ねぇ〜、これは?どうやってやるのにゃ?」
「ん?リボンは結べませんか(笑)かして?」
かずくんにフリフリの紐を結んでもらって、出来上がりにゃ!
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