• テキストサイズ

癒し猫さとにゃん♪

第4章 不思議な石


.




夜中の商店街はだぁれもいにゃくて、し〜んと静まり返っていた


遠くでわんわんの遠吠えが聞こえた



さとし『きょ、きょうちゃん…こわい(泣)』

きょう『きゃっ!』



ぼくは余りの怖さにきょうちゃんを抱っこしたにゃ





え?何で猫にゃにょに抱っこ出来るんだって?


だから、今さとにゃん人間にゃ!


だって、夜にゃから♪





きょう『ちょっと!さとしくん急に抱っこしたらビックリするじゃない!』

さとし『ゴメンねきょうちゃん…ぼくあんまり怖くって…』

きょう『仕方ないわね…あ、その角を曲がったことろよ?』

さとし『…あの、暗そうな道?』

きょう『そう』



きょうちゃんが言う方を見たら、お店が並んだ路地の丁度裏っかわに、暗くて怖そうな道があったのにゃ



さとし『…ぼく、やっぱ帰ろうかな』

きょう『えぇ?せっかくここまで来たのに?』



さとにゃんはやっぱり怖くなって、もうお家に帰りたくにゃってしまったにゃ


そんで、帰ろうかなぁって思って後ろを向いたら、誰かの声がしたのにゃ



『大事な用があって来たのだろうに

引き返すのは、感心せんのう。』

きょう『あ、ボスだわ…!』

さとし『い、今の声って、ボス猫ちゃんなの?』

きょう『そうよ…ボスが呼んでるんだから、やっぱり行かなくちゃさとしくん』

さとし『う、うん…』



ぼくは、ごくりと唾を飲み込んだにゃ



きょう『…じゃあ、さとしくん、頑張ってね?』

さとし『うん、きょうちゃんありがとう』



ぼくは、勇気をふりしぼって、真っ暗くらな道を奥に進んだにゃ



真っ暗くらな道をずっと行くと、突き当たりに段ボール箱がいっぱいつんであったにゃ


んで、そにょ天辺に、真っ白な猫ちゃんが背中を向けて寝転にゃっていたにゃ



さとし『こ、こんばんわボスさん。はじめまして…』

『……』



ボス猫ちゃんは、ぼくが挨拶をすると、ゆっくり振り向いたにゃ



ボス『…はじめまそて、こんばんみ』



はじめまそて、こんばんみ??



キョトンとするさとにゃんを見て、ボスがニヤリと笑った



.
/ 227ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp