第3章 さとにゃんと、さとしくん
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どきどきどきどき…
「…さとし?」
うろうろうろうろ…
「…さーとーし?」
そわそわそわそわ…
「さとし!」
「Σんにゃっ!!」
び、びっくりしたのにゃ…
「まーくん、脅かさにゃいで欲しいのにゃ!」
「脅かしてはないけど、少し落ち着いたら?
さっき空港に着いたって連絡があったんだから、まだ帰って来るまで時間がかかると思うよ?」
「う〜、解ってるのにゃけど…」
だって、久しぶりに愛しのイケメンさんが帰ってくるって思ったら…
「さとにゃん、心臓がどきどきで、じっとしてらんにゃいのにゃ!!」
今日は待ちに待った愛しのイケメンじゅんくんが帰って来る日なのにゃ!
そんでさとにゃん朝からずぅーーーっと落ち着かにゃくて…
早めに帰って来たしょーくんが潤くんをお迎えに行って
その後しばらくしてお夕飯を食べてたら、しょーくんからお電話が来て“空港”にじゅんくんが着いたって言ったのにゃ
そんで、かずくんに“空港”ってなんにゃ?って聞いたら、もう日本に着いたってことだよ、って教えてくれて
もう、ご飯どころじゃないのにゃ!!
「まあ、気持ちは解らないでもないですが…ほら、ちゃんとご飯たべな?」
かずくんがクリームコロッケを小さくちぎってさとにゃんにあ〜ん、ってした
「ぅう〜…じゅんくんが帰ってきたら一緒に食べるにゃ…」
「だって、潤くんは機内食食べてるんですから、夕飯は食べないと思いますよ?」
「そうなのにゃ?」
かずくんはクリームコロッケを摘んだお箸を、さとにゃんのお口の前で上下にちょっと振った
「だーかーら、あ〜ん!」
「むにゅぅ〜…あ〜ん」
ぱく
「美味しいでしょ?」
「…おいしいにゃ」
「じゃあ次は…」
「つぎは、ぶろっこりー!」
「お?食欲が戻りましたね(笑)」
さとにゃん、かずくんにあ〜ん、してもらって幸せにゃ〜♪
「もう、自分で食べなよさとし(笑)」
それを見ていたまーくんが笑って言った
「いいんですもんねぇ〜?さとし♪」
「ねぇ〜?かずくん♪」
「…本当に、人間のさとしには甘いんだから、和くんは(笑)」
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