第3章 さとにゃんと、さとしくん
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かずくんは手に持っていた袋にょ中から紫のりぼんを取り出した
「はい、これでラッピングしな?リボン結び教えてあげますから」
「わーい!らっぴんぐ、らっぴんぐぅ〜♪…って、なんにゃ?」
「知らないで喜んでたんですか?(笑)」
かずくんは靴を脱ぐとぼくとお手てを繋いでリビングに行った
そしたら、しょーくんが一人でにゃにやらブツブツ言っていた
「…そりゃ、アイツは俳優やってるから…でもさ、なんでアイツばっか…」
「にゃ?しょーくんどうしたのにゃ?」
「放っといてあげましょう」
かずくんはブツブツ言ってるしょーくんにょ隣にすわって、リボンをテーブルにょ上に置いた
「さとし、その絵を描いてある方を中にして、くるくるって巻いてごらん?」
「にゃ?こうにゃ?」
さとにゃんは言われた通りに絵をくるくるした
「そう、そしたらね…」
かずくんはさとにゃんがくるくるした絵の真ん中にくるっとリボンを巻いて、きゅって縛った
「はい、じゃあリボン結びしてみましょうね?」
「はぁ〜い、にゃ!」
かずくんはぼくの手を掴むと、さとにゃんの両手にリボンを掴ませたにゃ
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