第1章 ぼく、さとにゃん♪
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えとねぇ
それは、さとにゃんが風山家に貰われて来て一ヶ月くらいが過ぎた、満月の夜だったにゃ
お夕飯の猫缶をしょーくんに貰おうと思って、みんながくつろぐリビングに行った時
ぼくは、ぼんって煙に包まれて人間になったのにゃ!!
こんにゃ感じで…
翔)「Σいやぁーっ!化け猫っ!怖いよぉーっ!!」
雅)「兄ちゃん落ち着いて!さとしだよ、さとし!!」
和)「なに断言してんだよ、雅紀兄ちゃん」
潤)「…てか、こいつ、テレビ局に売っていい?」
雅)「ダメだよ、潤くん!和くんも、こんなに可愛い子、さとしに決まってるだろ?」
翔)「そ、そうだ!塩っ!しおぉーっ!!」
和)「塩撒いてどうすんだよ、翔兄ちゃん」
潤)「…テレビ局がダメなら、雑誌社は?」
雅)「さとしは、ドコにも売りません!!」
翔)「そっか!俺、疲れてんだな?あれは、幻だっ!!」
さ)「…まぼろしって、なんにゃ?おいしいにゃ?」
翔)「Σきゃぁあーーーっ!喋ったっ!!喋ったぁあーーーっ!!!」
雅)「わぁ、おしゃべりも出来るの?お利口さんだねぇ」
さ)「まーくん大好きにゃ!拾ってくれて、ありがとうにゃ!」
和)「え?マジさとしなの?…てか、よくよく見たら、めちゃ可愛いじゃん…好みだし♡」
さ)「あにゃんっ///へ、へんにゃとこ触んにゃいでにゃっ!」
潤)「…いいな」
雅)「イイなじゃないよ!もう、和くんよしな!ほら、兄ちゃんもしっかり!」
翔)「あぁ〜…夢だぁ〜…コレは夢だぁ〜…起きろ俺…起きろぉ〜」
雅)「…兄ちゃんはそっとしておいてあげよう…」
和)「ところで、その姿はどうしたんです?」
さ)「わかんないのにゃ!なんか、ぼんって、にゅって、どーんって、なったにゃっ!!」
潤)「…意味解んねぇし」
翔)「あぁ〜…可愛い猫耳だねぇ〜…あは…あはは〜…」
潤)「…こっちも、意味解んねぇし」
さ)「なんか、わかんにゃいけど、ぼくはさとにゃんにゃ!」
和)「ま、良いんじゃない?可愛いし…なんなら俺個人のペットにしても…」
雅・潤)「ダメ!!」
和)「…ちぇ」
って、感じだったのにゃ
…酷いでしょ?
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