第3章 さとにゃんと、さとしくん
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「あっ!ぼくにゃ!ぼくがいるのにゃっ!!」
「うふふ、こんにちは、さとしくん」
そう言ってにっこり笑う白装束のそにょ人は、さとにゃんと同じ顔をしてたのにゃ
「君は、だれにゃ?君は、ぼくなのにゃ?」
「正解だけど、正解じゃ無いよ」
「????」
どうゆうコトなのにゃ?
さとにゃん、ちっとも解んにゃいにゃ!
「ぼくは、智。風山智」
「…ぼくと、同じ名前にゃ…」
お名前もお顔も同じってコトは…
「やっぱり、君はぼくなのにゃ?」
「ふふ、どうかな?もっと良くぼくを見てごらん?」
「?もっと、にゃ??」
じぃい〜〜……
「………あ、耳がないにゃ!!」
「そう、尻尾もないよ?」
そっか、この子は猫じゃないのにゃ
「…ぼくは、君のご主人さま達の、お兄さんだよ」
「お兄さんにゃ?………Σあー!!」
そうにゃ!さとにゃん思い出したにゃ!!
しょーくんが前に言ってたのにゃ!本当はしょーくんの上にもう一人お兄さんが居たって…
そんで、その子の名前が…
「さとしくん!ぼくがお名前もらった、一番上のお兄さんにゃ!!」
「うふふ、今度は、本当に正解」
さとしくんは、ふわふわと笑った
「ねぇ、さとしくん、ぼくはにゃんでさとしくんと同じ顔をしているの?
にゃんで人間ににゃれるの?」
「…知りたい?」
「うん、知りたいにゃん!!」
さとしくんは、ぼくにょ手をきゅって握った
「イイもの見せてあげる…おいで?」
「うん、にゃ♪」
ぼくはさとしくんにお手てを引かれてふわふわの上を歩いて行ったにゃ
「ね、あの河、見覚えがあるでしょ?」
さとしくんにお手てを引かれてしばらく行くと、大きな河の前に出たのにゃ
「あ!三途の河にゃ!」
「そう、ココを渡ろうとしていた君を、ぼくが呼びとめたんだよ」
「え?…ちょっと待ってにゃ…」
じゃあ、じゃあ、ココは…
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