• テキストサイズ

癒し猫さとにゃん♪

第3章 さとにゃんと、さとしくん








ココは、ドコにゃろう?





ふと気が付くと、さとにゃんは知らにゃいトコに一人で立っていたのにゃ





にゃんか、足元がフワフワしてるにゃぁ…





ぼくは辺りをキョロキョロ見渡した


ソコは、見渡す限り真っ白で


地面はぽわぽわで、わたあめみたいにゃもので覆われてたにゃ





さとにゃんはいったいドコに居るのにゃろう?


って思っていたら、さとにゃんを呼ぶ声が聞こえたのにゃ





(…さとしくん)





…にゃ?





(ねぇ…さとしくん)





だれ?





(…さとしくん、ぼくの声、聞こえる?)





ぼくを呼んでるのは、だれにゃ?





(…さとしくん…ぼくだよ…覚えてる?)





覚えてるって…?


さとにゃんの知ってる人なのにゃ?





ぼく、解らにゃいよ…





(…さとしくん…さとしくん…思い出して…)





解らにゃいけど…にゃんか、聞いたことある気がするにゃ…





どこで聞いたんだったかにゃ?





えっと…えっとぉ…





あれは……かわ?


……おっきな、河……





あ!思い出したのにゃ!





「ぼくが三途の川に後ろ脚を突っ込んでた時に、ぼくを呼んだ声にゃ!」

「思い出してくれたんだね、さとしくん」


にゃ?


さとにゃんは、すぐ後ろでその声が聞こえて振り向いたのにゃ


そしたら、真っ白なフード付きのマントをすっぽり被った人が立っていたのにゃ


その人のお顔は大きにゃフードにすっぽり隠れて、優しそうなお口しか見えにゃかった


「あにゃたは、だぁれ?」


ぼくが聞くと、その人はフードから覗いたお口の端をにって上げて笑った


それから、マントの端っこからにゅってお手てが伸びてきて、被っていたフードを脱いだのにゃ



.
/ 227ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp