第2章 猫会議にゃ!
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「く…首が…首が痛い…(泣)」
「兄ちゃん大丈夫?」
帰って来たまーくんにしょーくんのなでかたぐるまから下ろされて、さとにゃんはかずくんに捕まってお膝に抱っこされていた
しょーくんはぼくが首にしがみ付いて暴れたにょで、お首が痛くにゃってしまったみたいにゃった
「…しょーくん、ゴメンなさいにゃ…さとにゃん、つい楽しくて…」
「いや、大丈夫、大丈夫だよさとしくん」
そう言いながらお首をコキコキしてスリスリするしょーくん
…ちっとも大丈夫そうじゃないのにゃ
「ゴメンなしゃい…」
「あ〜あ、翔兄ちゃんがこれ見よがしに首を擦るから、さとしが気にしてへこんじゃったじゃないですか…可哀想に」
「Σえ゙?!俺っ??!」
「また、和くんはそんな事言って…」
まーくんは救急箱から湿布を出してしょーくんのお首に貼った
「さとしも、人間になってる時はそれなりに重たくなってるんだから、気をつけなきゃダメだよ?」
「…はい、にゃ、まーくん」
「そんなの、さとしは悪くないですもんねぇ?」
しょぼんってなってるぼくの顔を覗き込んで、ヨシヨシって頭をナデナデするかずくん
こうゆうとき、かずくんはさとにゃんにちょー甘いのにゃ
「また、和くんはそうやってさとしを甘やかして(笑)」
そう言いながらまーくんもぼくの頭をナデナデしてくれた
「ホドホドにね?さとし」
「はぁ〜い、にゃ!」
まーくんに言われてさとにゃんは元気よくお返事をしてお手てをあげたのにゃ
そしたら、かずくんがぼくのその手をぎゅって握った
「じゃあそろそろ寝ますか…今日は翔兄ちゃんが首が痛くて大変そうだから、さとしは俺の部屋で一緒に…」
「「ダメ!!」」
「…ちぇ…何だよ、たまにはイイじゃん…翔兄ちゃんばっか、ずりーよ…」
「ずるいとか、ずるくないとかの問題じゃないの!危ないから絶対ダメ!!さとしくん、おいで」
しょーくんはちょっと乱暴にぼくをかずくんのお膝の上から下ろすと、むぎゅって抱っこした
「さとしくんは、俺の…い、いや、我が家の可愛いペットなんだから、オカシナ事はさせないぞ!」
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