第2章 猫会議にゃ!
.
「痛かったのにゃ?」
「ちょっとね(笑)」
かずくんがぼくがジャンプして乗っかったお腹をスリスリ擦った
「…じゃあ、ジャンプはもうしないのにゃ…そにょかわり、お腹の上にごろんてしてもイイにゃ?」
「良いですよ」
「……扱いが違う」
「にゃ?」
しょーくんの声にさとにゃんが振り向くと
いつ戻ってたにょか、しょーくんがお盆をもったまま、わなわなしてさとにゃんとかずくんを見ていたのにゃ
「にゃん?しょーくんどうしたのにゃ?」
「…さとしくん、俺が止めてって言ってもシッポで攻撃するの止めてくんなかったのに…」
しょーくんはお盆をテーブルに乗せると、カクっと頭を下げた
なんでそんにゃお顔するのにゃ?
だってしょーくんぼくにバシバシされてる時…
「しょーくん、嬉しそうだったのにゃ!
だからさとにゃんイイと思ったのにゃ!」
「Σう、嬉しくなんか…」
「シッポ攻撃?」
ぼくとしょーくんのお話を聞いていたかずくんが首をかしげた
「うん、こうやってね…」
「Σはっ…ま、まさかまた…」
ベシベシベシッ
「Σいででででっ!!!」
「あぁ、確かに嬉しそうですね」
「何処がっ!!!(泣)」
「にゃははははっ!!!」
やっぱりしょーくんは面白いのにゃ♪
「もぅ…勘弁して(泣)」
「はぁ〜ぃ、にゃ!今日はもうおしみゃいにするにゃん♪」
「……今日は?」
「さとし、お腹の上おいで♪」
「はぁ〜ぃ、にゃ!」
「……今日は?!」
「どぅ、俺の鍛え抜かれたお腹の感触は?」
「ぷにょぷにょでさいこーにゃん♪」
「今日はってどうゆうコトぉーっ!!(泣)」
そうゆうコト、にゃ♪
「もう、さとしくん!そんなとこ乗っかってると、和也に食われちゃうぞ!」
「Σいにゃぁーっ!!」
「翔兄ちゃん…ヤツ当たりですか?(苦笑)」
「何とでも言え!!」
しょーくんはぼくを抱き上げてかずくんのお腹から下ろすと、ぎゅうって抱っこした
「大体、強ち違うとも言いきれないだろ」
「まぁ、そうですけど」
「Σぇえ〜っ!かずくん、さとにゃんは食べ物ではないのにゃ!!」
「いや、ある意味そうですから♪」
「食わせないよぉ〜?!」
.