第1章 ぼく、さとにゃん♪
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ぼくは悲しくて怖くて、しょーくんの上に乗っかると、しがみ付いてしょーくんのお顔に自分のお顔をスリスリしたのにゃ
「あぁああっ!ささささとしくんっ!!そそそそんなしたらっ!!!////」
「Σにゃっ!どうしてまた、赤いお水を出してるのにゃ?!しょーくんは、お鼻の病気なのにゃ???」
…ん?
しょーくんの赤いお水みたら、びっくりしてお目めのお水が止まったのにゃ!
「さすが、しょーくんにゃ♪」
「あぁ〜…さとしくん、ヤメテ////」
「どうしてにゃ?嬉しいから、スリスリにゃん♪」
「……潤、見てないで、助けて(泣)」
「…なんで?翔兄、嬉しそうじゃん」
何時の間にかしょーくんのお部屋の入口に立っていたじゅんくんが
そう言いながら、ベッドの脇に置いてあったティッシュを丸めて、しょーくんのお鼻に突っ込んだ
「…んがっ!!」
「…そろそろ、卒業しろよな、さくらんぼ兄さん」
「う、うるせー!!////」
「にゃ???」
じゅんくんは、しょーくんの上に乗っかるぼくの上に、お布団を掛けてくれながら、言ったにゃ
「…翔兄、俺、明後日から海外ロケでさ、明日の午後立つから」
「ああ、マネージャーさんから聞いてるよ。適当にパッキングしてあるから、足りないもん自分で詰めときな」
「…うん、ありがとう、翔兄」
「……さみしいのにゃ」
くすんってお鼻を鳴らすぼくを、しょーくんがふんわり抱きしめてくれた
「また、肩車で遊んであげるから、イイ子で待ってようね?」
「…解ったのにゃ…」
「…じゃあ、俺も寝るわ…明日は午前中のスケジュール入ってないから、起きるの昼ごろで良いんだ」
「そっか、ゆっくり休みな」
「…あぁ、じゃあ、お休み…さとしもね」
じゅんくんはアイドルスマイルを浮かべると、ぼくの頭をイコイコして部屋を出て行った
「……はぁ……惚れちゃうのにゃ////」
「Σえぇっ??!」
それから、なにやらブツブツ言ってるしょーくんの上で、ぼくはまたお寝んねしたのにゃ
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