第1章 ぼく、さとにゃん♪
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じゅんくんは、ちょっと眉毛と眉毛の間にしわを寄せると、首を傾げた
ん〜、やっぱり、カッコイイのにゃん///
「…どんなだよ、それ?」
「えっとね、さとにゃんがね、しょーくんのお肩に乗ってね、だだだーって、にゃにゃにゃーーって、楽しいのにゃ♪」
「…後半がよく解んねぇけど、大体解った」
じゅんくんが、ぼくの頭を、ヨシヨシしてれた
「…翔兄に、肩車したもらったんだな?」
「違うのにゃ!ただのかたぐるまじゃないのにゃ!しょーくんのは特別おっかなくて、楽しいのにゃっ!!」
他のひとの肩では、あのスリルは味わえないのにゃ!!!
「…そっか、よかったな」
「じゅんくんは?にゃんか、元気ないのにゃ…つかれた?」
「…まあ、疲れてるけど、大丈夫だよ」
そう言うと、じゅんくんはぼくをぎゅって抱きしめたのにゃ
…って、だから
惚れちゃうってばなのにゃーーーっ!!!////
「んにゃ〜ん////」
「…ふふ、充電」
あぁ〜…さとにゃんは、放電にゃ////
「…暫く充電出来ないなぁ」
Σんにゃっ?!
にゃにゃにゃにゃんだってぇっ??!
「どうしてにゃ?どうしてなのにゃっ?!」
「…明後日から、海外ロケでさ…明日の午後、飛行機で行くんだ」
Σにゃがぁーーーーん!!!
「ふぇ〜ん!いやにゃぁ〜!!じゅんくん行かにゃいでぇ〜〜!!!」
やだよぅ!じゅんくぅ〜ん…って、あっ?!
どうしよう!ぼく、またお目めからお水がっ!!!
「んにゃ!さとにゃんまたお目めの病気が再発したのにゃ!たいへんにゃ!!しょーくんっ!しょーくぅーーんっ!!」
「…眼の病気??」
ぼくはじゅんくんのお膝から飛び下りて、しょーくんを起こしに行ったのにゃ
「ふぇ〜ん!しょーくぅーん!ぼくまたお目めからお水がぁ!!」
「…ふがっ…んぁ?…さとしくん?」
「しょぉくぅうーん!!」
「Σどぅわっ!!////」
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