第1章 ぼく、さとにゃん♪
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しょーくんは散々お部屋をグルグルしてたと思ったら、立ち止まって急に大きな声を出したにゃ
「よしっ!!さとしくん、肩車してあげるっ!!」
「にゃ?かざぐるまにゃ?グルグル回るオモチャのことにゃ??」
「か・た・ぐ・る・ま!肩に跨って乗るんだよ」
「…かた?さとにゃんが、しょーくんのかたに乗っかるのにゃ?」
「うん、そうだよ!」
「……」
あの、つるんつるんのかたに、乗るのにゃ?
……
あぶにゃくて、楽しそうにゃ…
これぞ、サプライズにゃ♪
「ぼく、のっかるぅ〜んにゃん♪」
「よし、じゃあ、足広げて?」
「…こうにゃ?」
ぼくは、んばって、あしを開いて立ったのにゃ
そしたら、しょーくんがぼくのあしの間から頭を出して、ぼくのあしを掴んだにゃ
そんで、ぼくのお尻を頭の後ろに乗っけて担ぐと、ひょいっと立ちあがったのにゃ
「Σんきゃーっ!!」
「わっ!さささとしくんっ!あ、暴れたら危ない…」
だって、かたがるつんつるんにゃから…
「落ちるのにゃーっ!!」
「だだ大丈夫だよ!ちゃんと支えてるから」
でもでも、落ちそうで…
「楽しいのにゃあぁーーっ!!!///」
「…え?」
つるんつるんで、スリルたっぷりで、さとにゃんちょー興奮しちゃうにゃっ!!
「にゃにゃーん♪しょーくん走って、にゃっ!!」
「え゛」
「にゃにゃにゃー!!走ってなのにゃーっ!!!」
「りょ、了解ですっ!!」
ダダダッ
「にゃにゃーーっ!!おちるぅーーっ!!///」
「どぉりゃぁーーーっ!!!」
ダダダダーーーッ
「ぅにゃにゃにゃーーーっ!!!おちるのにゃーーーっ!!!////」
たぁーのぉーしぃいーーーーっにゃっ!!!!
それからさとにゃんは、しょーくんが
「ももも…もう、無理(汗)」
って言うまでずっとかたぐるまで遊んだのにゃ♪
なでかたぐるま、ちょー、楽しいのにゃん♪♪
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