第9章 さとにゃんとさとしくんと、さとしくん
「石?…確か、この辺に……あれ?」
かずくんは、ベッド脇のサイドボードの引出を開けると、首を傾げた
「この石って、こんなでしたっけ?」
かずくんは、首を捻りながら石を取り出して、さとにゃんに渡してくれた
「わぁ……すんごぉい……虹色にゃあ///」
さとにゃんは、ピカピカ虹色に光る石を頭の上にかざした
「ホントだね、何だか、魔法でも使えそうな感じだね(笑)」
「魔法、にゃ?」
そう言えば、さとしくんが、良いことが起きるって、言ってたのにゃ
良いことって、なんにゃろう??
「ん~………さとにゃん、猫に戻って、猫缶が食べたいにゃあ…」
ΣBOM
「Σどぉうわぁあっ!!」
「さとしが………猫に、戻った(汗)」
─にゃあ~ん♪
さとしくんが最後にくれたプレゼントは
何時でもさとにゃんが好きな時に
猫になったり、人間になったり出来る、魔法の石だった
そんで
久しぶりに猫に戻ったさとにゃんは
思う存分、猫缶を食べ
かずくんに、じゃらしてもらい
しょーくんの、スネをかじり
だーりんに、ねずみちゃんで遊でもらい
しょーくんの、スネをかじり
まーくんに、わしゃわしゃイコイコしてもらい
しょーくんの、スネをかじった(←スネかじってばっかだし)
めいいっぱい、猫の姿で遊んださとにゃんは
また人間の姿になって
みんなと仲良くお夕飯を食べた