第9章 さとにゃんとさとしくんと、さとしくん
さとしくんの声が
だんだん遠くなって
さとにゃんは、またまた眠くなってしまった
うとうと、眠るさとにゃんの頭の中に
仲良く河原で遊ぶ
さとしくんと、おとぉさんとおかぁさんの姿が見えた
楽しそうに遊ぶその姿は
本当に
本当に
幸せそうだった
「…………ぅ、うにゅう~ん…」
「Σさっ……………さとしくふぅううーーーーんっ!!!」
んがばっ!!
「Σふぎゃっ!!!」
目が覚めると
さとにゃんは、お家のしょーくんのベッドの上に寝ころんでいて
寝起きをイキナリしょーくんに抱き潰された
「にゃにしゅるのにゃっ!!」
ガブッ
「Σいったーいけど、なんか嬉しいっ!!///」
「まんま、Mじゃないっすか(苦笑)」
「あ、かずくんにゃ♪」
「おはよう、さとし。…てかアンタ、にゃんこ語復活してますね」
「にゃん?」
にゃんこ語?
…って
あ、そうにゃ!!
「かずくん!さとにゃんのピカピカの石、どこにゃ?!」