第9章 さとにゃんとさとしくんと、さとしくん
(…ぼくはもう…
存在している意味なんかない…
…もう…ぼくなんて…
……
……
……消えてしまえば良い)
Σふにゃっ!!!
「しょんなコト言っちゃダメにゃ!おとぉにゃんとおかぁにゃんが待ってるのにゃっ!!」
(……いくら待ってて貰っても無駄だよ…
ぼくの魂は地獄に堕ちるんだ…
…もう…
ママとパパには
……逢えないんだ……)
「しょんなコトないもん!!絶対ないもぉーーんっ!!!」
さとにゃんは、ねずみおじちゃんのフードを引っ張った
「ねずみちゃんが悪いんにゃよ!にゃんとかするのにゃっ!!」
《なな、何とかって言われても…天国はワシの管轄外だ!》
「うるしゃい!つべこべ言うな、にゃッ!!」
んがぶぅっ!!(←再びマジ噛み)
《いででででッ!!だだ、だから一々噛みつくなって!!そんな事はワシじゃなくて、神様のヤローにでも頼みやがれよッ!!!》
「ふぁみひゃま?(神さま?)」
あの、しょーくん並みに残念なヒトにゃ?(←失礼だから)
さとにゃんがお口を離すと
ねずみおじちゃんは足を痛そうにスリスリしながら言った
《そうさ、元々あのヤローのうっかりミスでこの坊主は間違って死んじまったワケだろ?
そしたらその神公に頼むのが筋ってモンだろうがよ!》
ん~…
にゃんか解んにゃいけど
さとにゃんも一回、神さまに会ってみたいのにゃ♪(←だからさ、そこ?)
「じゃあ、どうやったら神さまにょトコに行けるにょか、教えてにゃのら!!」
《そりゃ、死んだら行けるんじゃねぇのか?》
Σんにゃっ!!!
「そりは、困るのにゃっ!!///」
さとにゃんには、まだやりたいコトがいっぱいあるのにゃ!!
だーりんとらぶらぶして
かずくんともちゃもちゃして
まーくんとわちゃわちゃして
しょーくんをわたわたさせるのにゃ!!(←何故翔くんだけ“する”じやなく、“させる”なの?)
「…ほんとうは、しってるんでしょう?
しななくても、かみさまに、あえるほうほう」
ちっちゃこいさとしくんが、フード付きさとしくんをきゅっと抱っこしながら言った