第8章 しょーくんの願い事
「違うのにゃ?」
「…そりゃ、違うだろうよ(笑)」
だーりんはさとにゃんを抱き上げると、お膝の上に向かえ合わせに座らせた
「…もうイイ歳した大人なんだから、お見合いだって結婚だって、するもしないも俺達兄弟が口を挟む様な事じゃないだろ」
「んにゅぅ〜…だーりんは、しょーくんがおよめさん貰っても、いいのにゃ?」
「…さとしは、嫌なのか?」
「ふにゅぅ〜…///」
どうにゃのかな?
…よく、解らにゃいけど…
「…さとにゃんは…ちょこっと、イヤなのにゃ///」
「…そっか」
だーりんはソレを聞いて、ニッコリ笑うと
またさとにゃんの頭をイコイコしてくれたにゃ
「…じゃあ、翔兄にそう言ってみたら?」
「にゃ?にゃにを?」
「…自分は構って貰えなくなると寂しいから、見合いはあまりして欲しくない、って」
むぅ〜…そりは…
「…イヤにゃ///」
「…どうして?」
「にゃって、しょーくんに弱みを握られちゃうのにゃ!!///」
「……(苦笑)」
だーりんは困った顔で笑うと、またさとにゃんの頭をイコイコした
「…それならそれで良いけどな…さとし、お散歩行くか?」
「うん!行くぅ〜〜〜っ!!///」
ぼくはそれから、おやつのあめちゃんをポケットに入れて
潤くんと近所の公園へ行ったのにゃ