第8章 しょーくんの願い事
お夕飯を済ませてから、ぼくはしょーくんと一緒にお片付けをして
それが済むと、今度は一緒にお風呂に入った
「そろそろ白状したらどうなのにゃ!」
「な、何だよさとしくん、さっきから…///」
さとにゃんは、しょーくんに頭をわしゃわしゃ洗って貰いながら、顔を上げてしょーくんを睨んだ
「ぜったいにゃんかあるのにゃ!キリキリ白状するのにゃっ!!」
「…だから、別に何にも…」
「うそおっしゃぃにゃのらッ!!」
「……(苦笑)」
しょーくんは微妙な顔して笑うと、シャワーを掴んだ
「泡、流すよ?」
「Σにゃっ!ごごご誤魔化したのにゃッ!!しゃしゃしゃわーは後にゃッ!!!///」
「だぁ〜め。ホラ、眼ぇ瞑って?」
「ふにゃ〜…しゃわーしなきゃ、ダメにゃ?///」
「ダメ(笑)」
「ふにゅぅ〜///」
さとにゃん、コレばっかりは何時まで経っても苦手なのにゃ…
さとにゃんはぎゅって眼を瞑ると、ついでに息も止めた
「息まで止めなくても良いのに(笑)」
そう言いながらぼくの頭をシャワーで流すしょーくん
「んむぅ〜〜〜ッ……ぷっはぁあ///」
「はぃ、お利口さんでした(笑)」
流し終わるとしょーくんが、頭をイコイコしてくれた
「ふぃ〜…ねぇしょーくん、さとにゃんイイ子でしゃわーしたんにゃから、話してなのにゃ!」
「ん?」
「さとにゃん、しょーくんが何時もと違くて、にゃんかイヤなのにゃ!」
「…温まろうか?」
しょーくんはちょっと笑うと、さとにゃんをお膝に抱えて湯船に浸かった
「ねぇえ〜!しょーくんったらにゃあ!」
「…見合いをさ、勧められてるんだよ、ね」
「にゃ?」
みあい?
イースター島にある世界七不思議の、アレにゃ?(←それ、モアイ)
しょーくんは抱っこしたさとにゃんの肩口に顔を埋めると、ふぃ〜って、深い溜め息をついた