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癒し猫さとにゃん♪

第8章 しょーくんの願い事







むぅ〜ん


「和也、飯食う前に風呂入っちゃえよ」

「ふわぁ〜ぃ」


むむぅ〜ん


「潤、明日の予定は?」

「…入りは今日と同じ…ケツは現場次第だから解んないな」


むむむぅう〜ん


「雅紀は今日も午前様だったよな…あ、さとしくんも和也と一緒に風呂に入っちゃいなね?」

「むぅううう〜〜〜ん!!」

「ど、どうしたの?さとしくん(汗)」


さとにゃんはお椅子の背もたれに顎を乗っけて、じぃーーっと、しょーくんを見ていた


「な、なに?…俺の顔になんか付いてる?」

「…不自然にゃ!」

「え?」


にゃって、あんなにしょぼんってにゃって、ひじょーに残念にゃお顔していたって言うのに


お家に帰るなり、何時もと同じようにしてるのにゃ!




さとにゃんは結局、しょーくんのお仕事が終わるまで見学して、しょーくんと一緒に帰って来た


お仕事の合間をぬってさとにゃんにイジラレル度に、残念なお顔をしてしょぼんってなっていた癖に


しょーくんは、お家に帰ると何時も通りに振る舞っていた


さとにゃんはそんなしょーくんの態度が、ひじょーに気に入らなかった


「さっきの、ひじょーに残念なお顔はどうしたのにゃ!」

「どうしたって…どう言う意味?」

「どうして何時もと同じレベルの残念さんに、にゃっちゃってるのにゃ!!」

「何時もと同じ残念さん(苦笑)」


しょーくんが苦笑いをして頭をポリポリ掻いていると、かずくんが腰にタオルを一枚巻いただけの姿でやって来た


「さとし何してるんです?早くお風呂に入りましょうよ!

俺が、隅から先っぽまでキレぇ〜〜イに洗ってあげますから♪」

「んにゃ?」


隅からさきっぽ??


「…さとしくんは、俺と飯食ってから入ります」

「何だよ翔兄ちゃん!自分で一緒に入れって言ったくせに!!」

「いや、ちょっとボンヤリしてて、お前とさとしくんを一緒に風呂に入れるのが危険だって事を忘れてただけだ」

「何が危険なんです?せっかく気持ち良くしてあげようと…」

「い、いいから和也は一人で入りなさいッ!!///」

「うわっ…あぁっ!さとしぃ〜!!助けてぇ〜!!」

「大人しく一人で入れッ!!///」

「…哀れだな」

「ふにゃ?」


かずくんはズンズンしょーくんに突き押しされて、浴室に消えて行った



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