第8章 しょーくんの願い事
「あ〜、さとしくんゴメンね、放ったらかしちゃって!退屈だったでしょう?」
しばらしくて、お仕事が一段落したらしいしょーくんが、小走りにさとにゃんの所にやって来た
「うんにゃ!
何時もと違ってかっこうぃいしょーくんが見れて、ちっとも退屈じゃなかったのにゃ♪」
「何時もと違って…ね(苦笑)」
「にゃ…」
あ、
またなのにゃ
「しょーくん…どうしてしょんな顔するのにゃ?」
「…え?」
さとにゃんは、ソファーから降りると、しょーくんのお顔をしゃがんで下から覗き込んだ
「にゃんか解んにゃいけど、何時もはしょんな顔しないのにゃ」
「そんな顔って…どんな?」
「んん〜………ひじょーに、残念にゃ顔!!」
「……そ、そう(苦笑)」
しょーくんはそう言って、またひじょーに残念な顔をした
「あ〜、またなのにゃ!」
「…別に、良いよ…非常に残念で、さ」
しょーくんは、撫で肩を矢印みたいに下げて、ポスッとソファーに座った
さとにゃんはそのしょーくんの隣に、ポフッて座った
「にゃんか、あったのにゃ?」
「…別に無いよ…ただ、つくづく俺は残念な男だなぁって、思っただけさ」
そう言ってしょーくんは、ひっじょーに残念な顔をして思い切り眉毛を下げると
情けなさそうに笑った
「どうしたのにゃ?今更」
「…ホント…今更だよな」
ぼくは、すっかりしょぼんってなってるしょーくんの腕に、纏わり付く様に抱きついて言った
「さとにゃん、しょぼんなしょーくんは、イヤにゃのら!もっと元気にワタワタして欲しいのにゃ!!」
「わ、ワタワタ?」
「ワタワタおぶおぶしてくんにゃいと、からかいがいがにゃいにょらぁっ!!」
「……か、からかいがい(泣)」
「Σんにゃッ!
またまた残念度があっぷしちゃったのにゃ!!何でにゃのらッ?!」(←ソレは、君の所為です。(笑)