第8章 しょーくんの願い事
「あぁ〜、今度は猫耳ですかぁ?…残念」
しょーくんのあんよを思う存分味わってから(←笑)
さとにゃんはしょーくんと一緒に朝ご飯の準備をして、かずくんを起こした
しょんで、かずくんはさとにゃんの頭を見て、残念そうにそう言ったのにゃ
「かずくんも、りある猫耳が良かったにゃ?」
かずくんは起き上ってお着替えをしながら言った
「まぁ、俺はさとしが人間ならなんでも良いですけど…ケツさえ無くならなきゃ」
「ふにゃ?おしりがにゃくにゃったら、どうなるのにゃ??」
そりって、どんなにゃ?
「いや、冗談ですって(笑)」
かずくんのお着替えが終わったので、リビングへ向かう
かずくんは、よいしょってさとにゃんを抱っこして膝の上に乗せた
「おはよう」
「あ、おはようにゃ、まーくん♪」
まーくんはさとにゃん達の隣に座ると、さとにゃんの頭を見て顔をしかめた
「…また、人間に近付いたね」
「…にゃん」
それを聞いたかずくんが、さとにゃんの頭をナデナデして言った
「と言うか、もう完全に人間じゃないですか?シッポ無いし、猫耳無いし」
「ふにゃん」
そういえば、そうにゃね
…猫要素が、ドコにもナイのにゃ…
「…あるとしたら、言葉遣いじゃないか?」
「あ、だぁ〜りん♪おはよぅにゃ〜♪///」
「え?コレが無くなっちゃうの?!いやいや、にゃんこ語はマズイでしょう!絶対死守!!」
むにょ?
かずくん今、なんて??
さとにゃんの言葉って、にゃんこ語って言うの??!
し、知らなかったのにゃ!!(←いや、違うけども)
「言葉遣いなんか、自分のさじ加減でどうにでもなるもんなんじゃないの?」
「いやいや、雅紀兄ちゃん、こんなにナチュラルににゃんこ語を操れるのは、やっぱ元が猫だからならでは、ですよ!」
「…力説すんなよ」
「なんですか!じゃあ潤くんはさとしがにゃんこ語喋れなくなっても良いんですか?!」
「だから、本人次第でしょ?(苦笑)」
「雅紀兄ちゃんは黙ってて下さい!」
「…朝から、うるさいな」
「なんですって?!」
「…しょーくんは、静かなのにゃ」
「「「え?」」」
さとにゃんはさっきから一言も喋らないしょーくんのお顔を覗き込んだ