第7章 かずくんの願い事
「にゃんか面白いもにょにゃいかにゃ〜♪」
さとにゃんは廊下に出ると、壁に貼ってあるポスターを見た
色んなかわいい絵が描いてあって、なんだか自分も描きたくなってくる
「あ、そうにゃ!かずくんのお部屋にペンがあったのにゃ!それでさとにゃんも描くのにゃっ!!」(←描くって、どこに?)
さとにゃんは一回かずくんのお部屋に戻ると、いろんな色のぺんを、お手て一杯に抱えて、また廊下に出た
「らくがきらくがき、楽しいにゃぁ〜♪」
さとにゃんは鼻歌を歌いながら、ポスターにペンで絵を描いた(←ダメじゃん)
「あ、そうにゃ!しょーくんの赤いお水も描いちゃおぉっと♪」
ぼくはポスターに描いてあった女の子のお顔に、赤い線を引いた(←それは只の悪戯書きだから)
「にゃははは!変にゃのっ!!///」
「コラお前!何してるんだッ!!(怒)」
「…にゃ?」
大きな怒鳴り声がして振り向くと
頭の毛が寝起きのしょーくんみたいな無精髭のお兄さんが、物凄く怒った顔でポスターを見ていた
「あぁっ!!俺の可愛いちゃんがッ!!!」
「にゃ?…ちゃん??」
「テメーが落書きしやがったこの子の名前だよッ!!こんな酷いコトしやがって、どう………お?///」
寝癖頭のお兄さんは、怒鳴りながらさとにゃんを見た
「…ごめんにゃしゃぃ///」
お兄さんがあんまり怒っているので、さとにゃんは怖くて俯きながら謝った
「てかさ、君…ドコの子?何処から来たの??///」
「ぼく、さとにゃん!あのね、ぼくね…」
「あ〜、ちょっと待って!どうせだから俺の部屋で話さない?///」
「にゃ?お兄さんにょお部屋にゃ?」
「(猫語萌えぇ〜///)うん、君さ、お絵描き好きなの?」
「すきすきすきにゃぁあ〜〜ん!!///」
「(猫耳激萌えぇ〜////)お兄さんのお部屋で、いっぱいお絵描きさせてあげるよ!…行こう?////」
「いくいくいくぅ〜〜っ!!さとにゃんお絵描きするぅ〜〜っ!!!////」
「(さとにゃん呼びギガンスカワユスッ/////)じゃぁ、行こうかぁ〜?/////」
「はぁ〜ぃ、にゃ♪♪」
さとにゃんは寝癖頭のお兄さんに手を引かれて、お兄さんのお部屋に向かった