第6章 じゅんくんの願い事
「…潤、良いのかあんなコト言って…」
帰りのマネージャーさんのお車の中で、しょーくんがだーりんの顔を伺いながら言った
「…良いのさ、翔兄…こんなコトで潰されるようなら、俺もそれだけの器だったって事だよ」
だーりんがさとにゃんのコトを“大切な家族”って言ったにょで、現場は大騒ぎににゃった
でも、しょーくんが
「海外に住んでいる親戚の子で、今は家で預かっている」
って言ったにょで、一応騒ぎは収まったみたいにゃけど…
「そう言えばさとにゃんね
本当は“ないえんのつま”にゃんじゃにゃいの?とかね
実は“かくしご”にゃんじゃにゃいの?とか言われたにょ」
「Σえ゙っ?!さ、さとしくんソレで何て答えたの?」
「んとね、さとにゃんは良く解んにゃいから、しょーくんの言う通りにゃんだと思うって、言った!」
「そ、そう(汗)」
「…大丈夫さ」
だーりんはかっこうぃく笑うと、さとにゃんの頭を撫でた
「…俺は一個も嘘はついて無い。
さとしは、俺達の大切な家族だ」
「はぅう〜ん///」
「……」(←翔くんは何か複雑な心境らしい)
「…でも、本当にスッキリしたよ」
だーりんはかっこうぃく笑ったまま言った
「スッキリって…何が?」
「…コレから先
俺がさとしと一緒に何処かに出かける事があっても、うだうだ言われないで堂々とデート出来るだろ?」