第6章 じゅんくんの願い事
「はい!本番入りまぁ〜す!3・2・1…キュー!」
♪るぅ〜るる、るるる、るぅ〜るるぅ〜♪(←笑)
「皆様こんにちわ徹子の家の時間で御座います本日のゲストはドラマや映画などでご活躍なさっている俳優の風山潤さまですようこそいらっしゃいませ」
はにゃぁ…玉ねぎおばさん、一気読みにゃぁ
「…こんにちは。宜しくお願いします」
「此方こそ宜しくお願い致しますトコロで風山さんと言えばクールなイメージで御座いますけど意外と女の子の趣味はお歳のお小さい方がお好みなんですのね」
しかも、息継ぎしないで喋ってるにょら!
「…え?」
「いえいえロリコンとか言っている訳じゃないんですのよただ今日お連れになってらっしゃる方がとても可愛い方で幼い感じでしたものですから何時もスタジオとかに連れてらっしゃるのかしら?」
おまけに、むちゃくちゃ早口にゃっ!!
「…いえ、連れて来たのは今日が初めてですけど…」
「そうなんですの道理でちょっとお行儀が余り宜しくなかったんですのねとても可愛らしいのに今お幾つなんですか?」
んにゃ〜…でもさっきからさとにゃんのコトばっか話してるのにゃ…なんでかにゃ?
「…え?…歳?」
「まぁまぁまさか知らない訳はないですわよねもしかしてその辺でナンパしてらしたとか仰らないですわよね?」
うにゅぅ?そう言えばさとにゃん、人間の歳で言ったら、何歳なのかにゃ?
「…ナンパって…ちゃんと家から連れてきましたよ」
「んまぁ!お家からご一緒ですのまさか一緒に暮らしてらっしゃるとか未成年と同棲なさるのは関心出来ませんわねぇ!」
うぅ〜…そりはそうと、にゃんだか解んにゃいけど、玉ねぎおばさんが、だーりんにイジワル言ってる気がするのにゃぁ
「…同棲って…家族も一緒に住んでますから」
「あらあらあら!じゃあ一緒に暮らしているのは否定なさらないんですのね家族公認の仲なんですの?」
「……」
ぅぐぐぅ〜…だーりん困ってるのにゃっ!
もうヤメテ欲しいのにゃっ!!
さとにゃんは、イジワルなコトばっか言う玉ねぎおばさんに耐えられなくなって立ちあがった
そりを見てだーりんがちょっと手を上げると言った
「…公認と言うより、あの子も僕の大切な家族ですから」