第6章 じゅんくんの願い事
「…じゃあ、大人しくココで観てろろよ?」
「はぁ〜ぃ、にゃ♪」
さとにゃんはだーりんにと一緒に“すたじお”って所に来たのにゃ
しょんで、だーりんがお椅子を持ってきてもらってくれて
さとにゃんにソコに座って見学しててねって、言ったのにゃ
だから、さとにゃんは今からお利口でお椅子に座って、だーりんのお仕事を見学するのにゃ〜♪
って
そりにしても…
「にゃんか、人とか機械とかいっぱいあるのにゃ〜…」
さとにゃんが“すたじお”のナカをキョロキョロ見ていたら、すたっふさんが大きな声を出した
「風山さん入りまぁ〜す!」
「お願いしまぁ〜す!」
声の方を見たら
だーりんが、リビングみたいにソファーとテーブルが置いてある、ちょっと高くなった舞台みたいな所に出て来たのにゃ
だからさとにゃん、大きなお声でだーりんを呼んで手を振ったのにゃ!
「あ!だーりんにゃ!だ〜りぃ〜ん♪」
「……(笑)」
んにゃ?
なんにゃだーりん、お口の前にお指を立てて…
しぃ〜?
………
………
……あっ!
解ったにゃ!!
「英語で、海の事にゃっ!!」(←違うと思います)
さとにゃんがまた大きな声でそう言ったら、だーりんは困った顔をして言った
「……さとし、収録中は静かに、な?(苦笑)」
「にゃ…」
だーりんに怒られちった
オシャベリしちゃイケナイのかにゃぁ〜…
さとにゃん、失敗しちゃったのにゃ…
「しょぼん、にゃ…」
「可愛いねぇ君、潤くんの関係者の子?親戚か何か?」
「にゃ?」
失敗しちゃって、さとにゃんがしょぼんってにゃってたら、知らないオジサンに声を掛けられた
「本当に可愛いねぇ…名前は?歳は幾つ?事務所とか入ってる?芸能界興味ない?」
「にゃ??…えっとぉ…」
しょんにゃにいっぺんに訊かれても、さとにゃん解んにゃいのにゃっ!!
「取り敢えずオジサンと一緒にお茶でも…」
「にゃん?」
ベシッ
「Σ痛てっ!!」
オジサンがさとにゃんの肩に手を置いたら、物凄い勢いでお絞りが飛んで来た