第6章 じゅんくんの願い事
え〜っと、どうしよう?
さとにゃん、猫だってバレルとマズイのにゃ!
しょーくんが「悪い人に捕まって売られちゃう!!」って、言ってたのにゃ!!(←それだけ?)
にゃから、にゃんとか誤魔化さにゃいとなのにゃっ!!
「え、えっとぉ……猫っぽい、くましゃんにゃ!」(←精一杯の言い訳です)
「猫っぽいくま??」
ゆーりくんは首を傾げて、さとにゃんの耳としっぽちゃんをマジマジと見た
「ん〜…でもさ、その耳としっぽ、良く出来てるよねぇ…本物みたい」
だって、ほんもにょにゃもん
「ねぇ、ちょっと触っても良い?」
「Σにゃっ?!」
ゆーりくんがさとにゃんのしっぽちゃんを掴もうとしたので、ぼくは慌ててしっぽをぶんって振って避けた
「え?………動いた」
「にゃ…」
しまった、にゃ
ゆーりくんはビックリした顔で、さとにゃんのしっぽちゃんをじぃっと見た
「どうやって動かしたの?!」
「ど、どうって……こう、にゃ」
ぶんっ(←やっちゃ駄目でしょう)
「Σおお!すっげー!!耳は?耳は動く?!」
「うん…動くのにゃ…」
「えぇー!マジで?!ヤッテヤッテ!!」
「ん〜…」
ぴくぴくっ(←だから、やっちゃ駄目だって)
「わー!すっげー!!かわぃいー!!///」
「かわいいにゃ?///」(←嬉しい)
「うん!本物の猫みたい!!」
だから、ほんもにょにゃ
ゆーりくんは何だか興奮したようすでさとにゃんに言った
「ねぇ、ソレどうなってるの?リモコンとかで動くの?」
「はにゃ?…うぅ〜んとねぇ………気合にゃ」
「気合?そんなんで動くの?」
ゆーりくんがまたしっぽちゃんを掴もうとしたので、さとにゃんは慌てて逃げた