第6章 じゅんくんの願い事
わくわくわくわく…
「だぁーりん、まだにゃ?」
「…まだだよ」
どきどきどきどき…
「もうつく?すぐかにゃ?」
「…そうだね、そろそろ着くんじゃないか?」
そわそわそわそわ…
「“てれびきょく”って、どんなかにゃぁ………おいしぃもにょ、いっぱぃあるかにゃぁ///」
さとにゃん、今ねぇ
だーりんのマネージャーしゃんの、お車のなかにゃ♪
しょんでねぇ、今ねぇ
だーりんと一緒に“てれびきょく”に行くトコにゃのらっ!!
さとにゃんがわくわくどきどきしてたら、だーりんが難しい顔をしてさとにゃんを見た
「…いや、美味しいモノって…何で食いもん?」
んにゃ?
にゃんでって…
「だって、てれびには
美味しそうな猫缶とか、まぐろちゃんとか、お菓子とか
色々入ってるのにゃ!!」(←また何かを勘違いしてます)
「…入ってる?」
「でもぉ、どうしても取れにゃいでしょう?
どうやって中から出すのか、てれびの人に訊くのにゃっ!!」(←テレビのナカに入っていると思っているらしい)
「……」
「不思議なのにゃ〜
にゃんで小さくなったり、大きくなったりするのかにゃ〜?
あ、そう言えばだーりんも、入ってたのにゃ!!
…どうやってちぃさくなって、入ったのにゃ?」
「……」(←何をどう訂正して説明すれば良いのか解らない)
「わくわくどきどきにゃ〜ん♪」
「……よかったな」(←諦めた)
おにょ?
だーりん、にゃんか呆れてる?(←いえ、諦めただけです)
………
まぁ、いいのにゃぁ〜♪(←またですか)
そうこうしている内に、お車は“てれびきょく”に着いたにょら