第1章 ぼく、さとにゃん♪
.
「あ〜、さとしくん、おはよぉ〜」
お日さまが出て、ちょっと明るくなった頃
ゴロンって寝返りをうって、しょーくんが眼をさましたのにゃ
「んにゃぁ〜ん」
しょーくん、おはようにゃん♪
あのね、さとにゃん、昨夜もたくさんけ飛ばされたのにゃ!アブナイのにゃ!
「にゃにゃにゃにゃん!」
「ん?なに?オナカ空いたの?」
にゃ〜!違うのにゃ!
きゅぅ〜…(←さとにゃんの腹の虫の音)
…空いてるけど、にゃ///
「よしよし、今猫缶出したげるからな」
「むにゅ〜ん」
本当は文句を言ったのにゃけど…ま、イイのにゃ!
ゴハンなのにゃん♪
しょーくんはとっても早起きにゃ
しょーくんは誰よりも一番最初におっきする
そんで、朝の支度を済ませると、みんにゃを起こしにいくのにゃ
「和也、起きろ!時間だぞ」
「……起きてるよ」
いんにゃ!その声は、寝てた声にゃ!
何時も、しょーくんは最初にかずくんに声を掛けるのにゃ
しょーくんとかずくんは、ほとんど一緒の時間にお家を出るからにゃのら
しょーくんくんが言うには
「まあ、普通の会社員は、大体このくらいの時間に出勤するから」
にゃんだって
ん〜、て、ことは
そっか!さとにゃん、わかっちゃった!!
まーくんと、じゅんくんは“普通の会社員”じゃ、ないのにゃ!
だから、ちょっと遅くにお家を出るのにゃ!
すごい?さとにゃん、えらい?
ホント?おりこう?
じゃ、イコイコしてにゃ〜♪
ん?
でも、確かにまーくんもじゅんくんも、何時もは遅くおっきするけど
じゅんくんは時々、とんでもにゃく早くお家を出ることがあるのにゃ
“ドラマの撮影”
とか言うのがあると、たまに、お日さまより早く起きるにょら!
それでも、しょーくんの方が、早起きにゃ
だって、じゅんくんのおっきする時間がどんにゃに早くても
それより早くおっきするのにゃ!
きっと、負けたくないのにゃ!
.