第1章 ぼく、さとにゃん♪
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「だって、何時も和くんの服着てるでしょ?」
まーくんが冷蔵庫からビールを出しにゃがら言った
ぼくはモチロン、ぶらさがったままにゃ!
「あ、そっか、にゃ!」
まーくんはソファーに座って、ぼくを膝に抱っこしてくれたにゃ
「何で着替えちゃったの?」
「んとね、しょーくんのお鼻から、赤い水が出たのにゃ!」
「…兄ちゃん、鼻血だしたんだ(笑)」
「そんでね、かずくんと、じゅんくんが、しょーくんのコトさくらんぼって言ったのにゃ!」
「さくらんぼ?」
…にゃ?違ったかにゃ??
「もしかして、チェリーとか?」
「そうにゃ!アメリカン・チェリーにゃ!まーくんに教わったやつなのにゃ!」
「ははは、アメリカンなチェリーって(笑)」
「???」
さとにゃん、また間違ったのにゃ?
「さとしは解らなくて良いんだよ」
そう言ってまーくんはさとにゃんの頭をヨシヨシって撫でてくれたにゃ
うにゅ〜ん、キモチイイにゃ〜ん♪
「ふわぁ〜……にゃ」
「さとし、眠いの?兄ちゃんの部屋戻って寝たら?」
「むにゅ〜…さとにゃん、まーくんのお膝がイイのにゃ…」
「でも、朝起きてさとしが隣で寝てないと、兄ちゃんパニック起こすから(笑)」
そうなのにゃ
しょーくんは起きた時に、さとにゃんがちゃんとソバにいにゃいと、大変にゃのら
前に今日みたいにまーくん抱っこしてもらって寝てて
そのまま、まーくんのお部屋で寝てたら
朝とっても早くに、しょーくんのおっきな叫び声が聞こえたのにゃ
「うがぁーっ!さとしくんが居ないっ!!さぁーとしぃーーーっ!!!」
…って
その後、ご近所から苦情が来て大変だったのにゃ!
「わかったのにゃ…しょーくんとこで寝るにゃ」
「うん、そうしな」
まーくんはさとにゃんの頭をイコイコして言った
「おやすみ、さとし」
「おやすみにゃさい、まーくん」
ぼくはしょーくんのお部屋に戻ってベッドに丸くなると
またしょーくんの足をどかして、その足をオナカの上にのっけて寝たのにゃ
にゃ?
だから、にゃんでまたのっけるにょかって?
その方が、アンゼンだからにゃ!!
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