第6章 じゅんくんの願い事
「ぃにゃ〜ん!喧嘩はだめにゃっ!!さとにゃん喧嘩はきらいにゃぁっ!!」
そりを見ると、さとにゃんお目めから水が出て大変なのにゃ!!
「Σあぁっ!さとしくん泣かないでっ!!こらお前達!いい加減にしろ!!」
鼻の穴にティッシュを突っ込んだしょーくんが、ぼくをむにゅっと抱っこした
「ホラさとしくん、この茶色の上下は?可愛いよ?」
そう言うとしょーくんは、ちょっとモコモコした感じのセーターとミニスカートを指差した
「ああ、それね。
ちょっと地味だけど、さとしが着たらクマちゃんぽくなって可愛いかなと思って…」
かずくんがしょうくんの指差したお洋服を拾った
「…イイじゃん、ソレ」
にゃん?
だーりん、コレすきにゃのかな?
「さとにゃん、コレ着る!くましゃんになるぅ!」
「くく…くましゃん////」
「…翔兄、ソレに鼻血垂らしたら、ただじゃおかねぇぞ」
おにょぉ
だーりんたら、またそんにゃ鬼瓦みたいにゃお顔して
男前が、大無しにゃ!
「だーりん、さとにゃん頑張ってカワイイくましゃんになるから、怒んないで?」
「…カワイイくましゃん///」
あ、今度はだーりんがしょーくんみたいなダラシナイ顔に!(←笑)
それこそ、大無しにゃっ!!
「だーりん、ちょっと待っててにゃっ!!今スグ着替えるからっ!!!」
「え?今すぐて…さ、さとしくん?」
ぼくはしょーくんの腕をすり抜けると、ぽいぽいってお洋服を脱いだ
「Σのぉおおーーーっ!!!////」
—ぱた
「あ、しょーくん、白眼むいて倒れちゃったのにゃ」
「さとしがイキナリすっぽんぽんになるからだろ(笑)」
まーくんはそう言うと、ぶるまーをぼくに履かせた